薬やサプリだけに頼っていませんか?―“本当の健康”は日々の食習慣から―
📦 このコラムは旧 HARRO LIFE(https://harrojp.com/life/column/271025)からの移行アーカイブです。
「感染しない病気」は、自分の生活習慣がつくっている。
「症状を消すこと」が本当の解決策でしょうか?
私たちは体調が悪くなると、つい薬やサプリメントに手を伸ばしがちです。
・頭が痛ければ鎮痛剤
・貧血になれば鉄剤
・咳が出れば咳止め
・便秘には下剤、下痢には下痢止め
確かに、薬は一時的に不快な症状を和らげてくれます。しかし、その「一時的な対処」ばかりに頼っていると、根本的な原因を見過ごしてしまうことがあります。
西洋医学とのバランス
まず最初に理解しておきたいのは、西洋医学が力を発揮する場面はたくさんあります。
実際、けがや緊急時の治療、事故による骨折や大やけどなど、また、原因が特定できない疾患に対して対症療法として薬を使うことは重要です。
ただし、「慢性的な不調」や「感染しない病気」──たとえば、高血圧・糖尿病・高コレステロール・がんなど──については、その多くが”生活習慣に根ざしており、自分自身の選択が大きく影響している”ことも少なくありません。
自分自身の生活習慣が原因で起こる病気に関しては、「予防」と「見直し」が大きなカギを握ります。
病気の“原因”は、日々の選択にある
私たちは毎日、食べ物を選び、水を飲み、空気を吸っています。
現代の日本や先進諸国において、空気や水の質は比較的安定しています。しかし「食べ物」に関してはどうでしょうか?
たとえば、「健康のために」と、無農薬の甘いバナナを1日3本食べているとしましょう。バナナは確かに栄養豊富ですが、現在のバナナは糖度が非常に高く、1本で板チョコ1枚分ほどの糖分を含むものもあります。それを1日3本、週に21本食べていれば、どれだけ「体にいいもの」でも糖分過多になり、血糖値に影響が出て健康を損ねる原因になります。
「体にいいものだからたくさん摂っても問題ない」
こうした思い込みが、実は不調を招いていることも少なくありません。どれだけ“良いもの”であっても、量やバランスを欠くと、健康にはマイナスになることがあります。
水も摂り方次第では負担に
例えば「1日1.5リットルの水が健康にいい」と聞いたことがあるかもしれません。
でも、体格や運動量、体温、生活環境などによって必要な水分量は人それぞれです。
必要以上に飲みすぎれば、逆に腎臓などに負担をかけ、血圧が上がってしまうこともあります。
大切なのは「自分に合った量・質・バランス」を意識することです。
“他人の「正解」ではなく、自分の体にとっての「適量」“を知りましょう。
慢性症状の改善は「原因の見直し」から
薬やサプリはあくまで一時的な助けであり、解決には至りません。
たとえば貧血。
鉄が足りないから鉄剤を飲めばいいではなく、
・なぜ鉄が足りてないのか
・食事内容は偏っていないか
・血液の働きを阻害するようなものを食べていないか
・消化や吸収に問題がないか
このように、根本的な改善のためには、**「なぜその症状が出ているのか?」**という視点が重要です。
基本の食事を見直す
・甘いもの、油っこいもの、塩分を摂りすぎてないか
・野菜やたんぱく質は足りているか
・栄養バランスがとれているか
(米・肉・魚・野菜)
・“よく噛んで”食べているか?
こうした基本の食生活を整えることが健康への第一歩です。
薬やサプリのリスクも忘れずに
薬やサプリは、確かに助けになります。
でも症状を和らげる一方で、少なからず体の別の部分に負担をかけています。
もちろん、医師の指導のもと必要な薬を使うことは大切ですが、「飲んでいるから安心」ではなく、「飲まなくても大丈夫な状態をつくる」、「同じ症状を繰り返さない体をつくる」ことが、真の健康と言えるのではないでしょうか。
必要な医療を正しく使うために
慢性的な不調は、自分の体が教えてくれている“生活のサイン”かもしれません。
薬や医療は、必要なときに正しく使いながら、基本は自分自身で健康な体をつくっていく意識を持つこと。「頼りすぎない」「否定しない」というバランスが大切です。
“自分の食生活や習慣を一度立ち止まって見直してみる”
“健康は「自分の選択」の積み重ねから”
この視点が、未来の自分の体を守る大きな力になります。





