故障しやすい車種はどれ?ADACが最新信頼性調査を発表
10年落ちの故障率が10年で半減、それでも「問題車種」は存在する
自動車はかつてないほど壊れにくくなっている――ドイツの自動車クラブADAC(オランダのANWBに相当する組織)が発表した最新の調査結果が、そう示している。2015年以降、製造から10年が経過した車の年間故障発生率は6.5%から3.1%へと約半減しており、技術の進歩と品質管理の向上が着実に成果をあげていることがうかがえる。
信頼性向上の背景
この10年あまりの改善は、自動車メーカー各社による製造精度の向上や、電子制御システムの進化によるところが大きいとされる。エンジンや駆動系の耐久性が増す一方、定期メンテナンスの重要性に対するドライバーの意識も高まっており、故障を未然に防ぐ文化が根付きつつある。ADACは毎年、ドイツ国内で収集した膨大なロードサービス出動データをもとにこの調査をまとめており、その信頼性と規模はヨーロッパ有数と評価されている。
それでも存在する「問題車種」
全体の傾向が改善されているとはいえ、ADACの調査では特定の車種において故障リスクが依然として突出して高いことも明らかにされている。こうした「問題車種」は、特定のモデルや製造年に集中する傾向があり、同じメーカーの別モデルと比較しても故障発生率に大きな差が生じるケースもある。中古車市場ではこのようなデータが購入判断に直結するため、消費者にとって非常に実用的な情報となっている。
オランダ在住者への実用的な視点
オランダでは多くの人が中古車を活用して日常的な移動をまかなっており、車選びの際に信頼性データを参照することは賢明な選択といえる。ADACの調査はドイツを拠点とするものだが、ヨーロッパ域内で流通する車種は共通するものが多く、オランダでも十分に参考になる。ANWBやRDW(オランダ車両当局)が提供する情報と合わせて活用することで、故障リスクの低い車種を選ぶ際の判断材料が一層充実する。特に、駐在や長期滞在中に中古車の購入を検討している在蘭日本人にとっても、こうした信頼性ランキングは見逃せないデータといえるだろう。
情報源: AD



