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GreenpeaceがJBS株主総会に乱入、スキポール近郊で大規模抗議
社会 読了 2分

GreenpeaceがJBS株主総会に乱入、スキポール近郊で大規模抗議

「アフリカから手を引け」——活動家が偽の血と巨大横断幕で迫る

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4月30日、アムステルダム・スキポール空港近くのシェラトンホテルで、世界最大の食肉加工会社JBSの株主総会が開催された。しかしその会場は、グリーンピースの活動家たちによって突如として混乱の場と化した。活動家らが会議室へ乱入すると、出席していた株主たちは一斉に会場から逃げ出す事態となった。建物の外壁には「JBS keep your bloody business out of Africa(JBSよ、血塗られた商売をアフリカから持ち込むな)」と書かれた大型横断幕が掲げられ、ホテルの正面玄関上の庇からは赤い偽の血が滴り落ちた。

屋根から血、室内には15×10メートルの幕

グリーンピースのキャンペーンリーダー、イザベル・ウィレムセン氏はNRCの電話取材に対し、現場の状況をこう説明した。「今まさに、ホテルの外壁に大きなスプレーを……ではなく、横断幕を掲げているところです。玄関の上からは偽の血が垂れ落ちており、その下には透明な傘を持った活動家が立っています。会場に入ろうとする来場者にも同じ傘を渡しています」。さらに建物内のアトリウムでは、クライマーの活動家たちが縦15メートル・横10メートルにおよぶ巨大な横断幕を吊り下げたという。同社オランダ支部のディレクター、マリーケ・フェルケコープ氏も会場に赴き、情報開示を求める申し入れ書を株主たちに手渡した。

ナイジェリア進出計画が火種に

今回の抗議の直接的な引き金となったのは、JBSのナイジェリアへの事業拡大計画だ。ウィレムセン氏によれば、ナイジェリアの市民社会団体はJBSや同国政府から、事業内容に関する具体的な情報をまったく得られていないという。グリーンピースはJBSについて、「環境破壊」と「人権侵害」の歴史を持つ企業と位置づけており、アフリカへの進出がそうした問題をさらに広げることを強く懸念している。

JBSは昨年、本社をオランダに移転した。これを受けてグリーンピース・オランダは、同社に対し情報開示を正式に要求する立場にあると主張。もし開示が行われなければ、オランダの裁判所に提訴すると明言している。グリーンピースの声明によれば、「JBSの事業活動が引き起こす環境被害やメタン排出は、オランダの注意義務(zorgplicht)に違反する」としており、法的根拠をもとに対決姿勢を鮮明にしている。

オランダ拠点化が問う責任の所在

JBSがオランダに本社を置いたことは、同社にとって単なる経営判断にとどまらず、法的・社会的責任の観点からも新たな局面をもたらしている。オランダでは過去に、シェルに対する気候訴訟が国際的な注目を集めた経緯がある。同様の文脈で、オランダを本拠とするJBSへの訴訟が現実のものとなれば、多国籍企業の環境責任をめぐる議論に再び火がつく可能性がある。オランダに暮らす人々にとっても、自国の司法がグローバルな食肉産業の行動規範に影響を与えうる局面として、今後の動向が注目される。

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情報源: NRC

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